【白衣の天使は、夜になると少しだけ無防備になる】

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昼間は病院で働くしっかり者のナース。
白衣の下に隠れた柔らかなラインと、きびきびした所作。そのギャップが密かな魅力。
仕事終わり、彼女が向かうのは駅前の小さな居酒屋。
「お疲れさまです」
カウンターの端に腰かけ、まずはビール。
ひと口飲んで、ふっと息を吐く。
「はぁ…生き返る」
最初はいつもの彼女。
丁寧な言葉遣い、落ち着いた距離感。
でも、二杯目のレモンサワーが進む頃から、少しずつ変わる。
「今日ね、患者さんに“天使みたい”って言われちゃったの」
照れたように笑いながらも、視線はどこか甘い。
三杯目、日本酒。
頬が桜色に染まり、目元がとろんとする。
気づけば距離が近い。
「ちゃんと聞いてる?」
身を乗り出して、無意識に距離を詰めてくる。
胸元のボタンがひとつ緩んでいることにも気づかない。
枝豆を「あーん」なんて冗談半分で差し出すのも、このタイミング。
「私ね、酔うと甘えたくなるタイプなんだよ?」
グラスの縁をなぞる指先が妙に色っぽい。
店のざわめきの中、急に静かな目で見つめてくる。
「このまま帰るの、ちょっと寂しいな」
冗談みたいに笑うけれど、目だけは少し本気。
――そして、夜風の中。
「ちょっと酔っちゃったかも」
そう言いながらも足取りはしっかりしている。
ただ、距離だけがやけに近い。
【部屋】
彼女の部屋は白とベージュでまとめられた落ち着いた空間。
テーブルの上には医学書と小さなアロマキャンドル。
「散らかってないよね?」
上着を脱ぐ仕草が、どこか無防備。
ソファに並んで座ると、さっきまでの居酒屋のざわめきが嘘のように静かになる。
酔うと甘えん坊になるタイプ。
「ねえ…ちゃんと見てる?」
とろんとした瞳で見つめてくる。
大胆になるわけじゃない。
でも、触れてほしそうな空気をまとっている。
肩にそっと頭を預けてきて、
「今日、頑張ったから…少しだけ甘えてもいい?」
小さな声。
手を重ねると、ぎゅっと握り返してくる。
静かな部屋に、彼女の体温とお酒の甘い匂い。
距離は近い。
でも一線は越えない。
「今日は…ここまで」
名残惜しそうに微笑む。
理性はちゃんと残っている。
だからこそ、次を期待してしまう。
白衣の天使は、夜になると少しだけ無防備になる。
でも、本当に大切なものは、きちんと守っている。



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