
滞納三ヶ月目のインターホン
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都内の私立大学に通う美咲は、周囲から「スタイルが良すぎる」とからかわれるほどの華やかな女子大生だった。
だがその裏で、彼女は三ヶ月分の家賃を滞納している。
仕送りは止まり、アルバイトもシフトを削られた。
スマホの通知は未読だらけ。
そして――午後二時、鳴ってしまったインターホン。
「○○不動産です。家賃の件で伺いました」
低く落ち着いた男の声。
ドア越しでも伝わる圧の強さに、思わず息をのむ。
チェーン越しに開けた隙間から、スーツ姿の男が淡々と告げる。
「滞納三ヶ月。本日中に何らかのご対応を」
美咲は必死に頭を下げる。
だが、視線が胸元に落ちたのを感じた瞬間、空気が変わる。
「支払いが難しいなら、方法はあります」
意味深な言葉。
静かな部屋に、緊張だけが充満していく。
生活の不安、追い詰められる焦り、そして女として見られる視線――
美咲は初めて、自分の“武器”と向き合うことになる。
「……少しだけ、時間をください」
震える声でそう言った彼女の選択は、
守るためか、堕ちるためか。
インターホンはもう鳴らない。
代わりに、静まり返ったワンルームに残るのは、
甘くて危うい駆け引きの予感だけだった。



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